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2006年10月31日
 ■ MBAが会社を滅ぼす-マネジャーの正しい育て方

今回ご紹介する書籍は『MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方』です。

著者のヘンリー・ミンツバーグ氏は現在カナダでは著名なマギル大学の教授。マネジメントのあり方と組織形態、戦略策定プロセスといったマネジメント全般と組織論を研究されています。MITスローン経営大学院で博士号を取得し、2000年には米国経営学会から優秀研究者に選ばれるなど今世界的に最も影響力のある経営学者の一人と言われています。

そのミンツバーグ氏の調査の結果、『業績不振の米国企業のエグゼクティブでMBA取得者の比率は90%、業績好調の米国企業のエグゼクティブでMBA取得者の比率は55%』という驚く結果が明らかになりました。つまり、業績不振に陥る原因はMBA取得者にあるというのです。実際に以前はMBA出身者で大半を占められていた世界的なコンサルティングファームもMBA出身者を極端に減らすことにより事業がうまく回り出したと述べています。それだけ、MBA教育の弊害が今企業を蝕んでいると著者は警告しています。

ただ、この著書はそのようなMBAに対する批判のみでなく、後半部分は企業のマネジメント教育はどうあるべきかについて詳細にミンツバーグ氏の持論を展開しています。さすがに世界を代表する経営学者だけあって、高度なマネジメント教育のプロセスがステップバイステップで語られています。

今後MBAを目指される方はもちろんのこと、マネジメント層が育たないと悩む企業経営者、マネジメント研修を導入しようと考える人事担当者など幅広い層の方にお読みいただきたい一冊です。

 

<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方
【対象者】 今後MBAを目指される方、経営者、人事担当者
【読み易さ】 難しい
【必読度】 ★★★★☆(4)

 

詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/gyrct

投稿時間 : 10:09 個別ページ表示

2006年10月27日
 ■ アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役

企業は組織の力でシナジーを活かして一人では成しえない目的や目標を達成していきます。ところが、組織が段々大きくなると、一人一人が組織に頼るようになって1+1が2どころか、1にしかならないという弊害が出てきます。俗に言う大企業病です。これは何も大企業ばかりでなく、多くの中小企業の経営者やマネジメント層にとっても悩みの種になっています。

ところが、この大企業病にかかることなく、ゼロから世界的な大企業まで育て上げた経営者がいます。その名は稲盛和夫氏。言わずと知れた京セラの創業者です。

稲盛氏の経営はアメーバ経営と呼ばれ、組織を独自採算の取れる規模まで細分化して、互いを競わせることにより、社員の能力を極限まで引き出し、効率の高い経営を実現しています。このアメーバ経営により、売上を極大化して、コストを極小化することが可能になるのです。

今回お薦めする書籍はこの稲盛氏のこの経営手法を詳細に著した『アメーバ経営-ひとりひとりの社員が主役』です。この書籍はこれまでの稲盛氏の経営を振り返って、成功を収めてきた考え方やノウハウを余す所無く、詳細に記述しています。内容も社員の心構えに始まり、多数の小さな組織を取り纏めるノウハウなど、将にアメーバ経営のマニュアルになっています。

海外においてもバージングループを率いるリチャードブランソンは小さな組織をいくつも抱え、強固なバージン王国を築いています。また、過去においても豊臣秀吉はそれまで他の家臣が担当して遅々として進まなかった城の修復を引き受けた時、労働者を細かなグループに分け、それまで格差のなかった賃金を速く仕事の終わったグループに多くの報酬をあたえるという方法に変更し、それぞれのグループを競わせ、それまで数ヶ月かかっても終わらなかった工事を2週間で終了させたという逸話も残っています。

それほど同じ経営資源を利用しても組織運営によっては天と地ほどの成果の差が現れるのです。

この書籍はベストセラーになっていてすでに多くの人がお読みになったと思いますが、企業の持つ“ヒト”というリソースを最大限に活かしたい企業の経営者、マネジメント層はもちろんのこと、若手ビジネスパーソンにも経営のお手本として是非一読をお薦めします。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役
【対象者】 ビジネスパーソン全般
【読み易さ】 易しい
【必読度】 ★★★★★(5)

詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/yy5shc

投稿時間 : 10:37 個別ページ表示

2006年10月20日
 ■ 「超」整理手帳2007スペシャルBOX

はやいもので今年も10月中旬。

この時期ビジネスパーソンの話題に上るのが来年の手帳はどのようなものを使用するかということ。今週号の日経ビジネスアソシエなどは手帳特集を組んでいますし、書店に足を踏み入れれば、中央にデカデカと手帳の特設コーナーが開設されています。

手帳は仕事の効率を格段に向上させるツールとしてビジネスパーソンにとって無くてはならないものですが、たくさんの種類の手帳があって、どれにしようか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

そんな来年どの手帳を使用しようか迷っている方にお薦めなのが「超」整理法など数々の「超」シリーズの著書でお馴染みの早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授、野口悠紀雄氏が監修した『「超」整理手帳2007スペシャルBOX 』です。手帳の効果的な使い方に加え、野口氏のアドバイスに基づいて作られた「超」整理手帳がセットになったお得版です。

野口氏の「超」整理法のアイデアが随所に活かされたこの手帳は手にとって見ましたが、仕事の効率を格段にアップさせることは間違いないでしょう。特に面白いのが蛇腹上になって折り込まれた見開き8週間の予定表です。2ヶ月間という長い期間の流れを一目で確認できる優れものです。

来年こそは計画的に目標を達成してくぞ!と意気込んでいる人には最適の1冊になるのではないでしょうか。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎「超」整理手帳2007スペシャルBOX
【対象者】 ビジネスパーソン全般
【読み易さ】 易しい
【必読度】 ★★★★★(5)

詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/yba4t9

投稿時間 : 13:44 個別ページ表示

2006年10月13日
 ■ 3分間で成功を勝ちとる方法

あなたはビジネスで成功を勝ち取りたいですか?

答えはもちろん“Yes”だと思います。ただ、どのようにすればいいかがわからない。

もしそうだとすればこの『3分間で成功を勝ちとる方法』を読めばなんらかのヒントを掴めるかも知れません。

この書籍の著者はリカルド・ベリーノ氏。世界最大のモデルエージェンシーをブラジルで起業した立志伝中の人物です。彼は初対面の不動産王ドナルド・トランプ氏の前で3分間のプレゼンテーションを行いトランプ氏より600億の投資を引き出すことに成功。ラテンアメリカ最大のゴルフ複合施設「ヴィラ・トランプ」などの事業を実現に導きました。ベリーノ氏のこの成功体験を基にどのようにすればビジネスで成功できるのかをわかりやすく解説したのが本書というわけです。

本書はアメリカで発売されるや『ニューヨークタイムズ』から絶賛され、たちまちベストセラーになりました。

監訳にはこれまたゼロからタリーズコーヒーを成功に導いた松田公太氏。事例は海外のものですが、これら海外での成功法則を違和感なく日本風にアレンジして誰にでも実践できるような内容に仕上がっています。

非常にわかりやすい書籍ですが、成功の本質を捉えているという意味では、非常に価値のある一冊です。

特に若手ビジネスパーソンには必読の書と言えます。巻末には成功者の資質を確認できるクイズもついていますので自己診断してはいかがでしょうか?


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎3分間で成功を勝ちとる方法
【対象者】 若手ビジネスパーソン
【読み易さ】 易しい
【必読度】 ★★★★★(5)


果たして3分間で600億を手にした男の秘訣とは?
詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/ooo9e

投稿時間 : 10:23 個別ページ表示

2006年10月06日
 ■ 実践EQ 人と組織を活かす鉄則―「共鳴」で高業績チームをつくる

リーダーシップには力でねじ伏せて周りを引っ張っていく権力型や関わる者の利害関係を調整して組織をうまく回していく調整型など様々なリーダーシップが存在しますが、その中でも最も強力なリーダーシップはレゾナント(共鳴)型ではないでしょうか。

レゾナント型のリーダーは組織に属する者にビジョンを示し、リーダーのビジョンの下、組織が一体となって物事に取り組むので、少ない人数でも多大な成果を上げることが可能です。

その最強と呼ばれるレゾナント型のリーダーに不可欠なものがEQ(Emotional Intelligence Quotient)です。いくらIQ(知能指数)が高くても人から共鳴を得るリーダーにはなれません。人の心のわかるEQの高いリーダーが今最も求められているのです。

先月出版された「実践EQ 人と組織を活かす鉄則―「共鳴」で高業績チームをつくる」はそのような今リーダーに最も求められているEQについて語られた最新の書籍です。

著者は世界26カ国で翻訳され、ビジネス・ベストセラーを記録した『EQリーダーシップ』のボヤツィス教授とマッキー教授。特にボヤツィス教授は人事マネジメントの分野でコンピテンシー理論を確立し、「コンピテンシーの神様」と称されるほどの人物。その最新作ですから人と組織を動かすノウハウが満載されています。巻末には自身のEQを測るテストもついていますので、自分がどのくらいのEQなのかを確認することができます。

レゾナント型のリーダーシップを発揮して部下のパワーを最大限に引き出し、組織の成果を飛躍的に向上させたい方には必読の書と言えそうです。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎実践EQ 人と組織を活かす鉄則
―「共鳴」で高業績チームをつくる
【対象者】 次期リーダー、マネジメント層
【読み易さ】 難しい
【必読度】 ★★★★☆(4)


詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/n37b3

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