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2006年11月24日
 ■ ドラッカー名著集1 経営者の条件

経営の神様と称されたピーター・ドラッカー氏がこの世を去って、既に1年が過ぎました。ただ、ドラッカー氏の教えは書物と言う形で今でも私達に多大な影響を与えてくれます。

嬉しいことに、このドラッカー氏の残した数々の書物の中で特にビジネスパーソンに影響を与える名著を厳選して甦らせたシリーズがダイヤモンド社からこの度刊行されました。

全て名著ばかりなのですが、中でもお薦めが『ドラッカー名著集1 経営者の条件』です。翻訳はドラッカー氏との親交も厚く、主要作品のすべてを翻訳してきたドラッカー氏の日本の分身とも呼ばれるものつくり大学名誉教授の上田惇生氏。

この『ドラッカー名著集1 経営者の条件』はドラッカー氏による経営書の3大古典の一つの最新訳であり、『人の強みを生かす』、『最も重要なことに集中せよ』、『成果をあげる意思決定とは』など、経営者にとって不可欠な資質を私達に知らしめる“本物”の経営の教科書と言っても過言ではありません。

浅いノウハウではなく、いつの時代にも通用するビジネスの本質を習得できる良書としてビジネスパーソンなら一度は読む必要があるのではないでしょうか。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎『ドラッカー名著集1 経営者の条件』
【対象者】 ビジネスパーソン全般
【読み易さ】 普通
【必読度】 ★★★★★(5)


詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/yjku5t

投稿時間 : 15:27 個別ページ表示

2006年11月17日
 ■ ライブドア監査人の告白

今ライブドア元社長の堀江氏の裁判で徐々にライブドア事件の全貌が明らかになってきています。ただ、新聞などマスメディアから伝わってくるライブドア事件は情報が断片的であり、全貌を理解するには不十分です。

同じ過ちを繰り返さないためにも、我々は今回の事件が誰の手によってどのようなスキームで行われたかを知る必要があるのではないでしょうか。

そのようなライブドア事件の全貌を把握することができるのが田中慎一氏による『ライブドア監査人の告白』です。田中氏はライブドア事件が起こるまで同社の監査責任者としてライブドアの実態を具に見てきた公認会計士。堀江元社長や宮内元財務担当取締役とのやりとりなどが回想形式で綴られ非常に興味深く読み進めることができます。本書を読み終えると、今回の事件は“誰が”悪かったかではなく、“何が”悪かったのかを理解することができます。

事件の背景の描写も面白いものがありましたが、加えてあとがき部分の著者による“企業にとって何が一番重要か?”を指摘する箇所はなるほどと納得してしまいました。その重要なものが何かはここでは敢えて申し上げませんが、確かにビジネススクールの経営戦略の授業でも同じく粉飾決算で破綻した米企業エンロンのケースで同じようなことを教授がおっしゃっていました。

この書籍はライブドア事件の背景を知るというだけでなく、ビジネスとは何かということを考える上でも参考になることが多々ありました。是非とも一読をお薦めします。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎ライブドア監査人の告白
【対象者】 ビジネスパーソン全般
【読み易さ】 易しい(財務に関する専門的な知識部分は難しいかもしれません)
【必読度】 ★★★★☆(4)


詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/y5pyy7

投稿時間 : 08:31 個別ページ表示

2006年11月10日
 ■ ビジネスモデル戦略論

みなさんは『キャッシュトラップ』という言葉をご存知でしょうか?

本来利益を生み出すはずの新規商品やサービスが実は損失を計上しているという意味なのですが、この『キャッシュトラップ』はどの企業でも必ず引っかかる罠と言えます。

統計によると何と新規商品やサービスの50%、最悪の場合はその90%が利益を生むことなく、損失の垂れ流しになっているそうです。ところが売上至上主義の企業は売上さえ上げていればいつかは利益がついてくると新商品の開発を続け、知らず知らずのうちに『キャッシュトラップ』に陥ってしまうのです。

この『キャッシュトラップ』を避けるためには自社のビジネスモデルを見直す必要があります。そのようなビジネスモデルの見直しの際に参考にしていただきたいのが今回お薦めする『ビジネスモデル戦略論』です。

この『ビジネスモデル戦略論』はハーバードビジネスレビューに寄稿された最新の経営戦略の論文を纏めたものですが、『キャッシュトラップ』を避ける戦略を著名なビジネススクールの教授やコンサルタントが提案しています。

中でも中心的な考え方はプロフィットプールという概念を用いて、バリューチェーンを再構築していく戦略です。この一文だけでは何だか訳のわからない戦略ですが要は自社のどの事業が収益を生んでいるかを洗い出して、収益を高い事業を中心にバリューチェーンを再構築していくという手法です。

非常に内容的には難しい書籍ですが、最新の経営戦略を学べる良書として是非ともご一読をお薦めします。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎ビジネスモデル戦略論
【対象者】 マネジメント層
【読み易さ】 難しい
【必読度】 ★★★★★(5)


詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/y7cb98

投稿時間 : 15:30 個別ページ表示

2006年11月03日
 ■ コトラーの戦略的マーケティング

先週の土曜日に開催したMBA講座で『マーケティングを学ぶのに最適な書籍は何ですか?』という質問を受けました。確かにマーケティングに関する書籍は星の数ほどありますが、本当に素晴らしい書籍を選ぶのは難しいことです。

そんな中マーケティングを勉強している方に是非とも読んでいただきたい書籍があります。それが『コトラーの戦略的マーケティング』です。

コトラーとは言わずと知れた世界的なマーケティングの権威、米国トップビジネススクールケロッグで教鞭を取るコトラー教授のことです。その世界的に著名なコトラー教授の講義が日本にいながらにして受けられるというコンセプトの下、翻訳されたのがこの『コトラーの戦略的マーケティング』なのです。

卓越した理論と豊富な事例でマーケティングを勉強するにはこれ1冊で十分という内容です。最終章ではインターネットビジネスでどのようにマーケティングが変わっていくかなど今後のマーケティングの変化に対応するための素晴らしいヒントが満載されています。

マーケティングに関わる人のみでなく、全てのビジネスパーソンにお読みいただきたい1冊です。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎コトラーの戦略的マーケティング
【対象】 マーケティング理論をマスターしたい方
【レベル】 中級者~上級者
【読み易さ】 普通~難しい
【必読度】 ★★★★☆(4)


詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/aqg38

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