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2006年11月17日
今ライブドア元社長の堀江氏の裁判で徐々にライブドア事件の全貌が明らかになってきています。ただ、新聞などマスメディアから伝わってくるライブドア事件は情報が断片的であり、全貌を理解するには不十分です。
同じ過ちを繰り返さないためにも、我々は今回の事件が誰の手によってどのようなスキームで行われたかを知る必要があるのではないでしょうか。
そのようなライブドア事件の全貌を把握することができるのが田中慎一氏による『ライブドア監査人の告白』です。田中氏はライブドア事件が起こるまで同社の監査責任者としてライブドアの実態を具に見てきた公認会計士。堀江元社長や宮内元財務担当取締役とのやりとりなどが回想形式で綴られ非常に興味深く読み進めることができます。本書を読み終えると、今回の事件は“誰が”悪かったかではなく、“何が”悪かったのかを理解することができます。
事件の背景の描写も面白いものがありましたが、加えてあとがき部分の著者による“企業にとって何が一番重要か?”を指摘する箇所はなるほどと納得してしまいました。その重要なものが何かはここでは敢えて申し上げませんが、確かにビジネススクールの経営戦略の授業でも同じく粉飾決算で破綻した米企業エンロンのケースで同じようなことを教授がおっしゃっていました。
この書籍はライブドア事件の背景を知るというだけでなく、ビジネスとは何かということを考える上でも参考になることが多々ありました。是非とも一読をお薦めします。
<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎ライブドア監査人の告白
【対象者】 ビジネスパーソン全般
【読み易さ】 易しい(財務に関する専門的な知識部分は難しいかもしれません)
【必読度】 ★★★★☆(4)
詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/y5pyy7
投稿者 MBA : 2006年11月17日 08:31
