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2006年12月29日
 ■ 外資系コンサルの真実―マッキンゼーとボスコン

最近就職先としても人気が急上昇してきた外資系コンサルティングファーム。ところがその秘密主義により、コンサルティングファームの真実が語られる機会はあまりありませんでした。

ところが、そんな多くの人が気になる部分をわかりやすく公開した書籍がこの度出版されました。その名も『外資系コンサルの真実―マッキンゼーとボスコン』。著者の北村慶氏は外資系コンサルティングファーム出身ではありませんが、アメリカのトップビジネススクールであるウォートンを卒業後、大手のグローバル金融機関に就職。ビジネススクール同級生の多くのコンサルタントと交わったり、金融機関でトップコンサルタントと一緒に仕事をしたりする過程で、秘密主義に塗り固められた外資系コンサルタントの真実に触れてきました。

この書籍ではそんな日々の交流から垣間見た、ビジネスの陰となって活躍するトップコンサルタントの活動を外部の目で鋭く切り込み、白日の下にさらけだしています。また、コンサルタントの日頃の活動ばかりでなく、その根底にある思考方法や基本的なビジネスフレームワークも解説していますので、今後ビジネスパーソンに求められるコンサル的な要素をこれから身につけたいという方に対しても入門用として最適な内容といえるでしょう。

外資系コンサルティングファームに就職や転職したい方はもちろんですが、コンサルタント的な能力を自身のビジネスに活かしたい方にとっても入り口の一冊としてお薦めの書籍に仕上がっています。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎『外資系コンサルの真実―マッキンゼーとボスコン』
【対象者】 コンサルティングファームへ就職したい方、コンサルタント的な
能力を身につけたい方
【読み易さ】 易しい
【必読度】 ★★★★☆(4)


詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/ynhf93

投稿時間 : 09:47 個別ページ表示

2006年12月22日
 ■ 超高収益会社の秘密 ケーススタディで学ぶ増益経営の実践ノウハウ

日本経済はいざなぎ景気を超え戦後最長の景気拡大を続けています。ただ、この景気拡大は“超勝ち組企業”が牽引するものであり、企業全体が好況に沸いているという状態には程遠い感があります。

ビジネスの世界では成功している企業を真似するベンチマーキングという方法がありますが、経済の拡大局面の恩恵を享受していない企業に属する人は“超勝ち組企業”に学んで自社を改革していく必要があります。

そのような自社改革に取り組んで高収益企業を目指したい方にお薦めなのが『超高収益会社の秘密 ケーススタディで学ぶ増益経営の実践ノウハウ 』です。

この書籍では三菱UFJリサーチ&コンサルティングのチーフコンサルタントである著者が1000社以上の高収益企業を徹底分析。その中から最も優れた8社を抽出し、超高収益体質になるための戦略や戦術を徹底的に解明しています。

前編にわたりほぼ実際の事例で埋め尽くされていますので理解しやすく、自身の実務にすぐに活かせる内容が豊富に盛り込まれています。まさにミリオンセラーを記録した『エクセレントカンパニー』の日本版とと言っても過言ではないでしょう。

他社の成功事例を調査機関を利用してリサーチすれば数百万から高いものでは数億円しますが、この書籍では千数百円。圧倒的にコストパフォーマンスの高い投資ということもできます。

“超勝ち組企業”のビジネスプロセスを自社に取り入れて高収益体質に改善したいと考えるビジネスパーソンには必読の1冊と言えそうです。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎『超高収益会社の秘密 ケーススタディで学ぶ増益経営の実践ノウハウ』
【対象者】 経営者や管理職、起業家
【読み易さ】 普通
【必読度】 ★★★★★(5)


詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/yjrg5w

 

投稿時間 : 14:31 個別ページ表示

2006年12月15日
 ■ 2010年日本の経営

現代は格差社会が問題になっていますが、ビジネスの世界において勝ち組・負け組以外の格差問題が急速に顕在化してきているのにお気づきでしょうか?

その格差問題とは『イヌ型社員』と『ネコ型社員』の格差です。イヌ型社員とは会社に忠誠心を尽くし、自分を犠牲にしてまで会社に貢献する社員のことで、ネコ型社員とは会社への忠誠心は薄く、自分のためにならないことは進んで行わない社員のことです。これまで日本企業は多くのイヌ型社員によって成長を支えられてきましたが、急速にネコ型社員が台頭し、その意識の格差は埋めがたいものになってきているのです。たとえば、彼女とデートがあるのに時間外でも帰してくれない上司を時代遅れだと批判する『ネコ型』の若手社員や、逆に彼女とデートがあるといって仕事もそっちのけに帰る部下を忠誠心が足りないと苦々しく思う『イヌ型』の管理職。これらの意識格差がかつてないほどに開いてきているのです。

この企業を取り巻く社員の意識の格差問題を解決しながら、組織としてシナジーを活かし、業績を上げていくにはこれまでの経営モデルでは対応できないのは想像に難くありません。そこで企業は新たな組織の仕組みを構築していかなければいけないのですが、参考になるのが野村総研が総力を結集して作り上げた新たな時代の経営モデルを著した『2010年日本の経営』です。

この書籍では企業の中で問題になっている意識の格差を超越して経営を行うために企業はどのような方法を取ればいいのかを私達に示唆してくれます。半年間に及んだ詳細な調査や分析を通して、新たな時代の経営に適合したモデルケースを事例を豊富使ってわかりやすく解説しているので、非常に理解しやすい内容になっています。

組織の中で価値観の相違を感じるビジネスパーソンには是非とも一読いただきたい良書です。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎『2010年日本の経営』
【対象者】 経営者や管理職、次世代ビジネスリーダーを目指す方
【読み易さ】 易しい
【必読度】 ★★★★★(5)


詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/ynzaqa

 

投稿時間 : 09:40 個別ページ表示

2006年12月08日
 ■ ゴーンテキスト ビジネスの教科書

現代の日本では、与えられた環境を維持していく管理者ではなく、最悪の状況からいかに脱出するかという起業家的なビジネスパーソンが重宝される時代になりました。

その企業再生の能力を最も発揮した一人が言わずと知れた日産を蘇らせたカルロス・ゴーン氏。ゴーン氏のリバイバルプランの下、日産は息を吹き返し、かつての栄光を短期間で取り戻すことができたのです。

この度、そのゴーン氏に関する書籍が5年ぶりに出版されました。その名も『ゴーンテキスト ビジネスの教科書』です。ゴーン氏へのインタビューを中心に、企業を再生に導く経営哲学が非常にわかりやすく解説されています。

ゴーン氏の唱えるビジネス成功の秘訣は非常にシンプルです。たとえば・・・・

 ・ 規範に挑戦する。
 ・ いかにしてチームをまとめるか
 ・ 違うということから学ぶ
 ・ 他者との比較ではなく自分がどうあるか
 ・ 率直に意見をぶつけ合う

など、ある意味当たり前のことばかりです。ただ、実際は当たり前のことを当たり前に行うことは非常に難しいことだったりもします。

この書籍はビジネスで成功するための当たり前のことを再認識する意味で全てのビジネスパーソンに読んでいただきたい良書です。インタビューの書籍化ですから、内容は非常に理解しやすく、すぐに読み終えることができます。(書籍の半分は同じ内容の英語バージョンになります。)

おまけ(?)としてインタビューを収録したCDもついてきますので、携帯音楽プレーヤーにダウンロードして通勤電車の中でゴーンの経営哲学を自分の脳にインストールするのもいいかもしれませんね。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎『ゴーンテキスト ビジネスの教科書』
【対象者】 全てのビジネスパーソン
【読み易さ】 易しい
【必読度】 ★★★★☆(4)


詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/yb9ocv

投稿時間 : 10:21 個別ページ表示

2006年12月01日
 ■ 起業家の本質

昨今は起業ブームと呼ばれています。政府も1円起業など制度面でサポートするなど、多くの方がサラリーマンを辞めて独立しているのです。実際に私も起業家の端くれですし、多くの知り合いも起業して独自のビジネスを展開しています。

ところが起業家は夢ばかりではなく、現実に直面しなければいけません。実に1年以内にその大半が事業の継続が困難になってサラリーマンに戻っています。5年のスパンで見ると残れるのは10%にも満たないとの発表もあります。この現実は起業家になってはいけない人が、夢だけを信じて起業することに起因すると思われます。起業家になるには自分の夢を実現するという行動以前に、まずその本質を知る必要があるのです。

それでは起業家の本質とは何か?それを知る上でお薦めなのがタイトルもそのものズバリ『起業家の本質』です。著者はアメリカで多くの起業家を見てきた雑誌『INC』の編集長ウィルソン・ハーレル氏。

『起業家の条件』や『起業家が真に求めているもの』など漠然とした印象しかない起業家像を腹に落ちるところまで解説してくれていますので、これから起業を目指す方はもちろん、既に起業している方でも自身のこれまでの道程を振り返るのには非常に有益な書物です。(実際にグッドウィルグループの折口氏やグロービスの堀氏、タリーズコーヒーの松田氏、ネットエイジの西川氏など錚々たる起業家の方たちが共感を覚え、本書を推薦されています。)また、これからはたとえサラリーマンであっても起業家的な要素を求められる時代になってきていますので組織の中で働く人にとっても知っておいて損なことはないと思います。

この書籍で特に印象的だったのは、お金儲けを目的に起業した者の大多数は失敗するということ。多分大半の起業家はお金が儲けられるということで事業を始める人が多いと思いますが、それでは最初から失敗するのが目に見えているのです。起業家として成功するためにはお金ではなく、他のモノを目的としなければいけません。(書籍の核心でもありますので敢えてそのものズバリをお伝えすることができませんが・・・)私自身も漠然としか考えていませんでしたが、実際言われてみれば常日頃から口にするようなことですた。他にもアメリカのトップMBAを取得後外資系の日本支社長を務めて独立した経営コンサルタント&ベストセラー作家の神田昌典氏は会社を設立した当初のミッションとしてこの目的を掲げていたことを思い出しました。ライブドアの堀江元社長の勢いがあった頃は起業家=お金儲けという図式を想像する人も多かったでしょうが、起業家の本質は実は全く別のところにあるのです。

この書籍は前にも述べましたとおり、今後起業を考えている方だけでなく、起業家的な考え方を学んで組織の中で出世を目指すビジネスパーソンにも手にとっていただきたいと思います。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎『起業家の本質』
【対象者】 起業家を目指す方、起業家的な考え方を学びたい方
【読み易さ】 普通
【必読度】 ★★★★☆(4)


詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/y2gymu

 

投稿時間 : 14:58 個別ページ表示