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2007年02月19日

 ■ サステナビリティ経営
人間に寿命があるように、企業にも寿命があります。“企業30年説”といわれ、統計学上30年後に企業が生き残っている確率はなんと5%に過ぎないそうです。確かにあのビジョナリーカンパニーで取り上げられた企業もそのいくつかは衰退し、いかに栄華を極めた企業であっても長く成長を続けることは難しいと言わざるを得ません。

特に交通手段や情報技術が発達した現代では、競争がグローバルに展開され、これまでとは比較にならないくらい激しいものとなりました。このような時代、1年先でさえ状況を予測できないというのが実情ではないでしょうか。

それではこの激しい競争に巻き込まれている私達はどのような経営を行っていけば存続する可能性が高まるのでしょうか?

そのヒントを与えてくれる書籍が今回紹介する『サステナビリティ経営』です。著者は日経新聞や日経ビジネスの編集長としてキャリアを積まれてきた三橋規宏氏。マクロ経済政策と地球環境問題の報道に長く関わってきた関係で本書もマクロ経済的な観点から述べられています。

三橋氏は本書の中で、持続可能(サステナブル)な企業を目指すのであれば環境問題に真摯に取り組まなければならないと訴えています。そのためには社会性を帯びた経営理念が必要であり、この経営理念なき企業は消滅の運命にあるとも説いています。このような観点に立てば、最近はお金儲けを重視して、顧客や環境を軽んじている企業の不祥事が相次いでいますが、これらの企業はいずれ淘汰されていくことは間違いないでしょう。

本書を読んで、「これまで企業は自社のイメージアップを狙って環境問題へ取り組んできたが、これからは環境破壊に対する訴訟リスクを避けたり、自ら成長するために環境問題に取り組む必要がある」と最近の経済誌に著名評論家が寄稿していたのを思い出しました。

いずれにしろ、今後は間違いなく環境に対して“思いやり”を持った企業が支持される時代がやってきます。これから来るべき時代、自社としてどのような取り組みができるのか?本書の中では、既に環境に配慮した事業を展開して成功している複数の企業の事例も詳細に調査していますので多くのヒントを得られるのではないでしょうか。

是非とも多くのマネジメント層、次世代マネジメント層を目指す方にはお読みいただきたい1冊です。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎サステナビリティ経営
【対象者】 マネジメント層、次世代マネジメント層を目指す方
【読み易さ】 易しい
【必読度】 ★★★★☆(4)


詳しくはこちらでご確認下さい→ http://tinyurl.com/276qvw

投稿者 MBA : 2007年02月19日 08:50