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2007年06月25日
 ■ ハーバードでは教えない実践経営学

人によってはMBA理論は実際のビジネスに役に立たないとおっしゃる方もいらっしゃいます。確かにMBAというのはMaster of Business Administrationという言葉が物語るように経営管理をマスターする学問です。ですから実際に顧客を新規に獲得して維持するという現場レベルの知識に欠ける面はあります。(最近ではCRMのように現場レベルの理論もビジネススクールで学べるようになりましたが・・・)

ただ、MBA理論はビジネスの大局を捉える戦略を学ぶものであり、企業や組織を運営していく上では必須の理論です。そして戦略レベルのMBA理論を学んだ後は、現場レベルの戦術を合わせて身につける必要があります。この戦略と戦術がマッチして初めて思い通りの成果を上げることができるのです。今回はこのMBA理論を補完するための戦術を学べる良書を紹介したいと思います。

その書籍とは『ハーバードでは教えない実践経営学』です。

この書籍はアメリカで100万部以上売れたベストセラービジネス書の翻訳版なのですが、独自のビジネスで巨万の富を築いた著者が人間の心をつかむテクニックから、営業や交渉の秘訣、起業し会社を経営するノウハウを自身の経験から具体的にその方法を解説しています。

MBA
理論の書籍のように戦略のフレームワークは出てきませんが、実践ですぐに役に立つ方法(戦術)を一つ一つ具体的にわかりやすく私達に伝えてくれます。

戦略思考を身につけた上で本書に書かれているような戦術オプションの事例を多く知ることによりビジネスに幅ができることは間違いありません。

読者の目の肥えたアメリカで100万部以上売れている書籍だけにすぐに成果が上がる手法が満載されていますし、本のボリュームの割には価格もリーズナブルです。本書は是非とも若手からベテランまでビジネスに関わるすべての人にお読みいただきたいと思います。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎ハーバードでは教えない実践経営学
【対象者】 ビジネスパーソン全般
【読み易さ】 易しい
【必読度】 ★★★★★(5


詳しくはこちらから⇒ http://www.mbajp.org/i/s/x4.html

投稿時間 : 11:10 個別ページ表示

2007年06月18日
 ■ レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則

現代のビジネスパーソンはやることが非常に多く、時間が圧倒的に足りないと感じていることと思います。以前このコーナーで紹介した時間管理の本も大変な反響を呼び、アマゾンでは1万円を超える価格で中古本が取引されているようです。(その本とは?⇒http://www.mbajp.org/i/s/v4.html

今回紹介するのはそのようにみなさんがお悩みになっている時間管理の最新本。『レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則』です。

著者はベストセラー『レバレッジ・リーディング』の本田直之氏。お会いしたことはないのですが、実は私の母校Thunderbirdの先輩でもあるんですね。

本田氏はビジネススクールに留学中、パソコンのキー入力が遅く、レポート等の提出に時間がかかっていました。そこで、その悩みを解消するためにキー入力の5日間集中トレーニングに参加したのですが、それ以降はブラインドタッチをマスターし、レポート作成の時間を大幅に短縮できるまでに成長。そこで本田氏は時間を作るには時間への投資が重要と実際の経験を通して学んだそうです。

私自身も4月に行った講演会では、時間を3つに区分して管理すべきだとお伝えしました。その3つとは「投資」、「消費」、「浪費」という概念です。お金をこの3つの区分で管理している人は多いかも知れませんが、時間をこの3つの区分で管理している人はそう多くないのではないでしょうか。

1日24時間を投資している時間(セミナーや読書、その他の勉強など)、消費している時間(睡眠や仕事、食事など)、浪費している時間(無駄なインターネットサーフィンなど)に区分してどのくらい投資に割いているかを管理していく必要があるのです。(理想的には毎日5%以上の時間を投資に充てたいですね。)

企業が成長するために投資をしていかなければいけないように、私達ビジネスパーソンもお金のみならず、時間に対しても投資をしていかなければ成長はありません。1日24時間という時間は誰でも平等ですが、時間の投資を行うことによって、時間にレバレッジを効かすことが可能になり、他の人とは違ったレベルで時間を有効に活用することができるようになるのです。

この『レバレッジ時間術』ではそのように時間に投資を行って飛躍的に時間の有効性を高める具体的で実行しやすいノウハウが満載されています。本田氏自身が著書の冒頭で

■ いつも「忙しい忙しい」と言っている人
■ いつも「いっぱいいっぱい」の人
■ 一生懸命やっているのに成果が出ない人
■ コツコツやることができない人
■ 面倒くさがり屋の人
■ 怠けぐせのある人
■ 物事が続かない人

に最適だと薦めていますので、心当たりのある人は是非ともお読みいただいて、ノウハウを実践していただきたいと思います。もちろん私は上記対象者に当てはまりましたので、本書を参考にして時間管理を徹底していきます。(笑)

新書(756円)ですので最初にお伝えした時間管理の中古本を買うよりは圧倒的にコストパフォーマンスが高い1冊です。時間の投資を行って最大のリターンを得たい人には本当にお薦めです!


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則
【対象者】 ビジネスパーソン全般
【読み易さ】 易しい
【必読度】 ★★★★★(5)

詳しくはこちらから⇒ http://www.mbajp.org/i/s/v5.html

投稿時間 : 16:37 個別ページ表示

2007年06月11日
 ■ 戦略の原点

最近は経営戦略に関する書籍を紹介していますが、今回もみなさんに是非とも読んでいただきたい経営戦略の良書を紹介したいと思います。その書籍とは「戦略の原点」。

この「戦略の原点」は現在テキサス大学のビジネススクールで教鞭を執る清水勝彦氏による執筆なのですが、非常にオーソドックスな経営戦略の基本を初心者にもわかりやすく丁寧に解説しています。

清水氏によれば、多くの経営戦略の書籍は枝葉の部分が多く、肝心の幹の部分が非常にわかりにくくなっているとのこと。私自身も多くの経営戦略に関する書籍を読んでいますが、確かにいろんなところから取ってきた理論を述べるのはいいのですが、統合性に欠け、最終的にはどのように経営戦略を構築していいのか混乱してしまうというものも少なからずあります。

また、経営戦略というのは一つの答えがあるのではなく、基本を身につけて自社の環境に応じて最適な戦略の構築を行う必要がありますから、最も重要なのは枝葉のこまごました理論ではなく、幹の部分となる基本である、という清水氏の主張は至極当たり前のことと言えば当たり前のことですよね。

この書籍は清水氏がビジネススクールで実際に学生に教えていることを纏めたものであり、各章ごとに基本から実践で応用できるように多くのケーススタディも挿入されていますので、経営戦略を実際に使えるスキルにまで昇華させるには最適の1冊と言えるでしょう。

本のタイトルは若干堅めですが、内容は非常にシンプルでわかりやすく仕上がっていますので、実践で使える経営戦略を身につけたいビジネスパーソンにはお薦めの書籍です。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎戦略の原点
【対象者】 ビジネスパーソン全般
【読み易さ】 易しい
【必読度】 ★★★★★(5)


詳しくはこちらから⇒ http://www.mbajp.org/i/s/t4.html

投稿時間 : 16:36 個別ページ表示

2007年06月04日
 ■ 経営戦略立案シナリオ

経営の根幹を成すもの、業績を大きく左右するものと言えば、言わずと知れた経営戦略ですよね。本屋に行けばこの経営戦略の本は非常に多くあるのですが、いざ自分に適切な本を探そうとパラパラ捲ってみると理論に偏り過ぎて実践にどう活かしたらいいのかわからなかったり、実際に成功した経営戦略なんだけど体系的なものでなくその会社もしくは業界だけに通用するものだったり、といった経験はないでしょうか?

今回ご紹介するのはそのような使える経営戦略の書籍がないと嘆いている方に是非とも読んでいただきたい書籍です。

その名も「経営戦略立案シナリオ」。

この書籍では理論と実践の絶妙なバランスのとれた経営戦略ノウハウが学べます。

著者は実は私の友達でもある佐藤義典さん。このコーナーでも何度か紹介していますのでご存知の方も多いかもしれませんね。

佐藤さんは早稲田大学を卒業後、NTTで営業やマーケティングの現場に従事。その後、世界的なトップビジネススクール・ウォートンでMBAを取得し、外資系企業のマーケティング責任者やコンサルタントとして輝かしい業績を残しました。そして、今やご自身でコンサルティングファームを経営し、多くのマスメディアにも登場する著名な方です。

この「経営戦略立案シナリオ」の中で佐藤さんはご自身のマーケティング経験とビジネススクールで学んだレベルの高い理論を融合して“戦略BASiCS”という独自のフレームワークを提唱しています。

“戦略BASiCS”のフレームワークを使えば、Battlefield(戦場)、Asset(独自資源)、Strength(強み・差別化)、Customer(顧客)、Selling Message(売り文句)という流れでビジネスで成果を上げる仕組みを構築することが可能になります。

非常に高度なフレームワークですが、解説はわかりやすので、どのような方がお読みになっても多くの気付きを得られることができるでしょう。

成果の上がる実践的な経営戦略スキルを身につけたいビジネスパーソンにはお薦めの一冊です。


<<独断と偏見によるビジプロ通信書籍判定(^^;>>
◎経営戦略立案シナリオ
【対象者】 ビジネスパーソン全般
【読み易さ】 普通
【必読度】 ★★★★★(5)


詳しくはこちらから⇒ http://www.mbajp.org/i/s/r3.html

投稿時間 : 16:34 個別ページ表示