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Lesson45 ポイズンピルとは?



「タツヤ先輩、ある企業が敵対的企業買収を仕掛けてきた時、買収される企業側の対抗策みたいなものはないんでしょうか?」


「もちろんあるよ。その対抗策の中の一つに『ポイズン・ピル』というものがあるんだ。」


「ポイズン・ピル?『毒薬』ってことですか?」


「そう。ポイズン・ピルっていうのは『敵対的買収を受けた企業が、仕掛けた企業の株式シェアを低くするために市場よりも低い価格で新株を発行し株主に引き受けてもらう権利を行使する』ことを言うんだ。」


「ということは、たとえば、今敵対的買収を仕掛けた企業が40%の株式シェアとすれば、今の株式数と同じ株式を新規発行して株主に引き受けてもらうとすると、40%の株式シェアは20%まで下がるものね。そうすると敵対的買収を仕掛けた企業の影響力は極端に下がるし、また再び株式シェアを上げようと思ったら莫大な買収コストが必要になるわね。」


「そうだね。防衛する企業とすればそこが狙いなんだ。ポイズン・ピルによって敵対的買収者の議決権割合と持っている株の価値を下げる一方で、買収に伴う総コストを上げることができるからね。」


「このようなポイズン・ピルによって買収される企業は敵対的買収者を諦めさせたり、有利に交渉を進めることができるようになるわけか。」


「ただこの手法は『毒薬』だけあって、実際に実行するに当たっては慎重にならざるを得ないんだ。たとえば買収者に著しく不利な仕組みを導入すれば防衛企業とすると高い訴訟リスクにさらされることになるからね。アメリカでは20年前からこのような仕組みが考案されたんだけどほとんど実行に移されたことはないんだよ。」


「つまりポイズン・ピルは核兵器と同じで敵対的買収の抑止力のための制度って言うことができるのね。」




【MBA講座:今回のTake Away】
 


◆ポイズン・ピルとは?
→敵対的企業買収の対抗策の1つ。敵対的買収が仕掛けられた場合に時価より安い値段で株を買う権利を株主に与える手法。アメリカでは1980年代半ばから導入が始まったが、日本では2002年4月の商法改正で新株予約権を単独で発行できるようになった。


◆ポイズン・ピルの効果
1. 敵対的買収者の議決権割合を低下させることができる。
2. 敵対的買収者の株の価値を下げることができる。
3. 買収に伴う総コストを増加させる。


◆ポイズン・ピル実施の際のリスク
→買収者に著しく不利な仕組みの場合、訴訟を起こされる可能性が高い。(新規株式発行のためには資金使途が明確でなければならず、買収者の株式シェア低下を目的とした新株発行は認められない。)

 

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MBA講座講師プロフィール:安部徹也

大学卒業後、都市銀行に入行。米国MBA留学を経て、MBA Solutionを設立し、代表に就任。現在All About よくわかるマーケティングのガイドとしても活躍中。

 

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