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Lesson52 持株会社のメリットとは?



「タツヤ先輩、企業の中で子会社の株式だけを所有して他の事業を行わない○○ホールディングカンパニーってありますよね?」


「あぁ、持株会社のこと?」


「えぇ、その持株会社についてなんで必要かよくわからないので教えてもらえませんか?」


「いいよ。まず持株会社って言うのはレイナちゃんが言ったように子会社の株式を保有することを主たる業務にしているんだ。また、持株会社には3種類の形態があって、それぞれ純粋持株会社、金融持株会社、事業持株会社に分けられるんだよ。」


「純粋持株会社、金融持株会社、事業持株会社ですか?それぞれどういった違いがあるんでしょう?」


「うん。まず純粋持株会社なんだけど、これはさっき言ったように子会社の株式を所有することにより子会社の事業活動を支配することを目的としている企業なんだ。次に金融持株会社は基本的には純粋持株会社と同じなんだけど、金融機関に限定されるという特徴があるんだ。そして最後の事業持株会社は自らも事業を行いながら子会社の株式を保有し、子会社の事業活動を支配している会社なんだよ。」


「ということは純粋持株会社と金融持株会社は株式所有を目的とする特殊な企業だけど、事業持株会社は普通によく見られる子会社を持っている企業ということができるのね。」


「そうだね。日本では典型的な純粋持株会社であった財閥解体に伴い、独占禁止法で長いこと純粋持株会社と金融持株会社は禁止されていたんだ。」


「それじゃあ、日本では純粋持株会社と金融持株会社は最近になって解禁されたんですか?」 


「そう。1997年と98年にそれぞれ純粋持株会社、金融持株会社が解禁になったんだよ。」


「でもこのような持株会社ってどんなメリットがあるんですか?」


「うん。持株会社っていうのは傘下にいくつもの子会社をおいて、それぞれに独自性を認めているから、グループ全体として総合力を発揮することが可能になるんだよ。」


「ということは持株会社は自らは事業を行わず司令塔として戦略面に特化して、子会社の舵取りを行い、グループとして最大のパフォーマンスを実現させることができるってことね。」


「そうだね。このような持株会社の形態を取ることによりグループ全体の立場から個別の戦略の実行がスピーディになり、競争の激しくなったグローバルビジネスの世界で勝ち残るチャンスが確実に増すと言えるんだよ。」




【MBA講座:今回のTake Away】
 

◆持株会社とは?
→子会社の株式を所有することを主たる目的にしている企業。


◆持株会社の種類

1. 純粋持株会社
→会社の株式を所有することにより子会社の事業活動を支配することを目的
としている企業。

2. 金融持株会社
→純粋持株会社と同様だが金融機関に限定。

3. 事業持株会社
→自らも事業を行いながら子会社の株式を保有し、子会社の事業活動を支配
している企業。


◆純粋持株会社のメリット
→傘下にいくつもの子会社をおき、それぞれに独自性を認めることによって、
グループ全体として総合力を発揮することが可能になる。

 

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MBA講座講師プロフィール:安部徹也

大学卒業後、都市銀行に入行。米国MBA留学を経て、MBA Solutionを設立し、代表に就任。現在All About よくわかるマーケティングのガイドとしても活躍中。

 

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