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Lesson54 アクティビティ・ベースト・コスティングとは?



「タツヤ先輩、先日ウチの会社でABCという会計手法を導入するという通達がありましたけどこれまでの通常の会計手法とどのように変わるんですか?」


「ABCっていうのはアクティビティ・ベースト・コスティングの略で、これからは製品やサービス毎に収益を把握することになるんだ。」


「製品やサービス毎に収益を把握するって具体的にはどういうことなんですか?」



「うん。通常の会計手法では企業全体の収益を図ることはできても、製品やサービス毎の収益はわからないんだ。たとえば我が社がA、B、Cという製品を取扱っていてAが300、Bが200、Cが100の売上が立っているとしよう。それらの原価はそれぞれ100、100、50で、それら製品全ての販売にかかる間接費、たとえば営業マンに支払う報酬が300という場合を考えてみようか。」


「この場合はAで200、Bで100、Cで50の営業利益が発生して、間接費が300かかっているから結局企業としては50の黒字ということになるわね。」


「そうだね。じゃあ、レイナちゃんが経営者だったら収益をあげるにはどのような方法をとるだろう?」


「そりゃあもちろん利益率のいいAの売上を上げる努力をするわ。」


「誰でも通常そう考えるよね。ところがAの売上が上がることによって会社の収益が悪化することも考えられるんだ。」


「どうして?営業利益率のいい商品の販売に力を入れて逆に収益が悪化するなんて常識では考えられないわ。」 


「普通に考えるとそうなんだけど、ここでポイントになるのは販売にかかる費用などが含まれる『間接費』なんだ。この間接費が全ての製品やサービスを販売するための経費をごちゃ混ぜにしているから経営者の判断ミスが起こるんだよ。たとえばこの場合300の間接費がかかっているということだったけど、Aの販売に250、Bの販売に30、Cの販売に20という内訳だったらどうなる?」


「そうね。製品別に見ていくとAが300の売上に対して原価が100、間接費が250だから、50の赤字。Bは200の売上に対して100の原価と30の間接費で70の黒字。Cは100の売上に対して、50の原価と20の間接費だから30の黒字ってことになるわ。」


「だろう。だから、たとえば自社の収益を伸ばそうと通常の会計ベースではAの売上増加を図るのが正解と思われるけど実際は収益を悪化させる原因になるんだ。このような間違った判断を無くすために有効な手法が製品やサービスごとに収益を管理するアクティビティ・ベースト・コスティングっていう訳なんだ。」


「そうか。ということはアクティビティ・ベースト・コスティングによっていままでどんぶり勘定だった間接費をより厳密に各製品やサービスのコストに振り分けて、経営者としてどの製品やサービスに注力すればいいかがより正確に判断できるようになるわけね。」






【MBA講座:今回のTake Away】
 

◆アクティビティ・ベースト・コスティングとは?
→製品やサービスの販売にかかる間接コストをその使用比率に応じて配分する
ことにより、より詳細な製品やサービス毎の収益を把握する会計手法。


◆アクティビティ・ベースト・コスティングの目的
→アクティビティ・ベースト・コスティングにより、これまではっきりとわか
らなかった個別製品の間接費を明確にするにことで、個々の製品の収益性が明
らかになり、経営者はどの製品やサービスに力を入れるかという問題に対して
より正確な意思決定を行うことができる。

 

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MBA講座講師プロフィール:安部徹也

大学卒業後、都市銀行に入行。米国MBA留学を経て、MBA Solutionを設立し、代表に就任。現在All About よくわかるマーケティングのガイドとしても活躍中。

 

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