|


Lesson59 ベンチマーキング実施のポイント
「レイナちゃん、前回はベンチマーキングについて学んだよね。」
「そうね。ベンチマーキングっていうのは成功している他社の業務を参考にして、自社の問題点を改善するっていうことでしたね。」
「今回はそのベンチマーキング実施のポイントについて学んでいこうか。」
「ベンチマーキングを実施する時のプロセスや注意点ですね。」
「そう、まずベンチマーキングの最初のプロセスとしては何をベンチマーキングするのかを決定することなんだ。」
「やっぱり、まずはベンチマーキングの目的を明確にするっていうのは重要なことですものね。」
「そうだね。たとえば、『コストを削減する』とか『顧客満足度を向上させる』など具体的な目標を立てることが最も重要なベンチマーキングのスタート地点になるんだ。このように具体的な目的が見えてきたら次は現状の自社の業務プロセスを把握しなければいけないんだ。」
「もし、コストが高かったり、顧客満足度が低いってことは自社の業務プロセスに何らかの問題点が潜んでいるってことだものね。それを十分把握しないと改善することもできない訳ね。」
「この段階での重要なポイントはその業務プロセスの中で行われる活動を測定可能な指標でモニターしていくことなんだ。」
「と言いますと?」
「たとえば、コストの問題であれば、売上高利益率や営業利益率などの利益率でモニターしたり、顧客満足度であればリピート率やクレーム件数などで比較することができるよね。」
「そのように具体的な数字で把握することにより、ベンチマーキング後の効果が測定できるメリットがあるってことですか。」
「そう。そのようにして自社の業務プロセスを把握したら、今度は自社よりも優れた業務プロセスで成果を上げている企業を探して、分析する作業になるんだ。この段階ではいろいろな手段や情報網を駆使してより多くの対象先を分析する必要があるんだよ。」
「ここではやっぱり目的の分野で1番成功している企業を対象に選定した方がいいんですかね?」
「必ずしもそうとは限らないんだ。たとえば中小企業が世界のトップ企業をベンチマーキングしたところで、経営資源の問題で必ずしも参考になるって訳ではないからね。そのような場合は自社よりも少し成功している企業をベンチマーキングすることによって効果が現れやすいってこともあるんだ。」
「あまりレベルが違いすぎると参考程度にしかならないってことか。」
「そう。そのようにしてベンチマーキングの対象企業を決定し、分析が終わったら、今度は自社の業務プロセスと比べてどこに違いがあるかを分析しなきゃいけないんだ。それから他社のいい点をどのようにしたら導入することができるのか、また導入するにはどのくらいの費用がかかるのかを綿密に検討し、実行計画を立てていくことになるんだよ。」
「そのようにして立てられた計画を実行して、実行前の業務プロセス指標と比較することによってベンチマーキングの成果がわかるっていうことなのね。」

【MBA講座:今回のTake Away】
◆ベンチマーキング実施のポイント
1. ベンチマーキング実施の目的を明確にする
→まずはベンチマーキングの目的、たとえば「コストを削減したい」のか「顧客満足度を向上させたいのか」など目的を明確にさせる必要がある。
2. 自社の業務プロセスを把握する
→自社がどのような業務プロセスでそのような結果になっているのかを把握する。このとき業務プロセスを数値、たとえば利益率やリピート率などで把握することが重要になる。
3. ベンチマーキング対象先を選定し、分析する
→幅広い手段や情報網でベンチマーキング対象先を選定する。この時必ずしもトップ企業がベンチマーキング対象先となるとは限らない。自社の規模に合わせた対象先を選定するのがベスト。
4. 比較対照し、自社の業務プロセスに取り入れる
→どのようにすれば自社に応用できるのか、導入にどのくらい費用がかかるのかなどを検討し、実行計画を立てる。効果は指標によりモニターする。
>>他の無料MBA講座を受講する

【トップMBA一押し書籍】
 |
更に詳しくベンチマーキングを学びたい方は『ベンチマーキング理論と実践』がおすすめです。
詳しくはこちらで。 |
最新の『1日3分で身につけるMBA講座』はメールマガジンでお楽しみいただけます。お気に召さない場合はいつでも解除自由なのでお気軽にご登録をどうぞ。週1回、とっても役立つ情報をあなたのメールボックスにお届けしています。
↓登録はEメールアドレスのみの入力です↓
|
無料メルマガ『1日3分で身につけるMBA講座』登録フォーム
|
|
|
|