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Lesson77 楽天の提案する共同持株会社とは?

「タツヤ先輩、今度は楽天がテレビ局のM&Aに乗り出しましたね。」


「そうだね。楽天とTBSで共同持株会社を設立して、一大メディアカンパニーとして、企業価値を向上させる戦略みたいだね。」


レイナ:「でも、なぜ楽天がTBSを買収ではなく、共同持株会社を設立するっていう提案を行うんですかね?」


タツヤ:「まず、その理由を説明する前に持株会社について学んでいこうか。」


レイナ:「そうですね。持株会社がどういうものかわからなきゃ、理由もわからないですね。」


タツヤ:「持株会社っていうのは簡単に言えば子会社の株式を保有することを主たる業務にしている会社のことなんだ。また、持株会社には3種類の形態があって、それぞれ純粋持株会社、金融持株会社、事業持株会社に分けられるんだよ。」


レイナ:「純粋持株会社、金融持株会社、事業持株会社ですか?それぞれどういった違いがあるんでしょう?」


タツヤ:「うん。まず純粋持株会社なんだけど、これはさっき言ったように子会社の株式を所有することにより子会社の事業活動を支配することを目的としている企業なんだ。だから、今回の楽天が目指す共同持株会社はこの純粋持株会社に相当するんだよ。次に金融持株会社は基本的には純粋持株会社と同じなんだけど、金融機関に限定されるという特徴があるんだ。そして最後の事業持株会社は自らも事業を行いながら子会社の株式を保有し、子会社の事業活動を支配している会社なんだよ。」


レイナ:「ということは純粋持株会社と金融持株会社は株式所有を目的とする特殊な企業だけど、事業持株会社は普通によく見られる子会社を持っている企業ということができるのね。」


タツヤ:「そうだね。日本では典型的な純粋持株会社であった財閥解体に伴い、独占禁止法で長いこと純粋持株会社と金融持株会社は禁止されていたんだ。」


レイナ:「それじゃあ、日本では純粋持株会社と金融持株会社は最近になって解禁されたんですか?」 


タツヤ:「そう。1997年と98年にそれぞれ純粋持株会社、金融持株会社が解禁になったんだよ。」


レイナ:「でもこのような持株会社ってどんなメリットがあるんですか?」


タツヤ:「うん。そのメリットが今回楽天が買収ではなく、共同持株会社を提案する所以でもあるんだけど、持株会社っていうのは傘下にいくつもの子会社をおいて、それぞれに独自性を認めているから、グループ全体として総合力を発揮することが可能になるんだよ。」


レイナ:「そうか。ということは共同持株会社を設立することにより、楽天とTBSは同じグループになるけれど、独自の路線をお互い貫けるというメリットがあるわけね。そして、共同持株会社は自らは事業を行わず司令塔として戦略面に特化して、楽天やTBSなどの子会社の舵取りを行い、グループとして最大のパフォーマンスを実現させていくってことね。」


タツヤ:「そうだね。このような持株会社の形態を取ることによりグループ全体の立場から個別の戦略の実行がスピーディになり、インターネットなど競争の激しくなったビジネスの世界で勝ち残るチャンスが確実に増すと言えるんだよ。」



【MBA講座:今回のTake Away】
 

◆持株会社とは?
→子会社の株式を所有することを主たる目的にしている企業。


◆持株会社の種類

1. 純粋持株会社
→会社の株式を所有することにより子会社の事業活動を支配することを目的
としている企業。

2. 金融持株会社
→純粋持株会社と同様だが金融機関に限定。

3. 事業持株会社
→自らも事業を行いながら子会社の株式を保有し、子会社の事業活動を支配
している企業。


◆純粋持株会社のメリット
→傘下にいくつもの子会社をおき、それぞれに独自性を認めることによって、
グループ全体として総合力を発揮することが可能になる。

 

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MBA講座講師プロフィール:安部徹也

大学卒業後、都市銀行に入行。米国MBA留学を経て、MBA Solutionを設立し、代表に就任。現在All About よくわかるマーケティングのガイドとしても活躍中。

 


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