| トップ>MBA講座>レッスン87 | ||||||||
|
Lesson87 事業ドメインとは?
レイナ:「事業ドメイン?」
タツヤ:「そう。事業ドメインっていうのは企業が事業を展開していく領域のことなんだ。この事業ドメインを設定することによって自社の競争領域を明確にして経営資源の投下先をフォーカスさせると同時に企業の取るべき戦略を正しく定めることが可能になるんだ。」
レイナ:「企業は事業の領域をしっかりと決めて、そこに経営資源を集中して正しい戦略を実行しなきゃいけないってことか。でも事業ドメインはどのように決定すればいいんでしょうか?」
タツヤ:「うん。通常事業ドメインは『どのような市場』の『どのようなニーズ』に向けて『どのような能力』に基づく商品やサービスを展開するのかといった切り口で検討するんだ。それから競合他社との比較で明確になった『自社の差別的優位性』と目指すべき市場での収益規模や目標シェアなどの『事業としてのあるべき規模の観点』から事業ドメインを設定するんだ。そして、その設定された事業ドメインを基にして事業戦略を策定していくってわけさ。」
レイナ:「ふーん。ということは事業ドメインっていうのは『市場』、『ニーズ』、『能力』を切り口として、『自社の競争優位性』や『事業のあるべき規模』の観点から設定できるってことね。」
タツヤ:「そうだね。ただこの事業ドメインを設定する上で3点ほど注意しなきゃいけないことがあるんだ。」
レイナ:「どんなことなんですか?」
タツヤ:「うん。まず1点目は事業ドメインが事業戦略の上位概念として位置づけられ、その戦略に対して整合性および一貫性があるかどうか。2点目はそのドメインとして設定された領域が、事業戦略の将来性を担保するだけの市場機会を持っているかどうか。そして3点目は自社の特徴もしくは強みを活かすことができ、社内外に広く具体的なイメージを想起させるだけの関連性があるかどうかってことさ。」
レイナ:「事業戦略との整合性、市場の将来性、具体的なイメージが事業ドメイン設定の際に注意するポイントになるわけね。」
タツヤ:「そうだね。それから、一般的に事業ドメインの設定でよく見られる失敗事例っていうのがあって、自社が展開しているすべての事業領域をカバーすることに注意がいき過ぎて、定義や判断基準が曖昧になったり、事業の領域があまりにも広くなりすぎて設定の意味自体がなくなったりすることがあるんだ。」
レイナ:「そうね、ライブドアの場合がそのような事例に当てはまるのかしら。限られた経営資源を投入するんだから、あまり多くの事業領域を設定すると事業ドメインの意味がなくなってしまうものね。」
タツヤ:「その通りだよ。だからドメイン設定っていうのは現状を無批判に追認するんじゃなく、近い将来自社が優位性を築き上げるための土台を決めるという認識の下、『選択と集中』の原則を満たすものじゃないといけないんだよ。」
【MBA講座:今回のTake Away】
◆事業ドメインとは? →企業が事業を展開していく領域のこと。たとえば、インターネット、食品、衣料などの事業分野のこと。経営資源の乏しい企業ほどホームページ製作、生鮮食料品、婦人向け衣料など狭い領域に特化する必要がある。
◆事業ドメインを設定する目的 1.自社の競争領域を明確にして経営資源の投下先をフォーカスさせる。 2.企業の取るべき戦略を正しく定めることが可能になる
◆事業ドメインの決定方法の切り口 1.どのような市場 2.どのようなニーズ 3.どのような能力 4.自社の競争優位性 5.事業のあるべき規模
◆事業ドメイン設定の注意ポイント 1.事業戦略との整合性 2.市場の将来性 3.具体的なイメージ
最新の『1日3分で身につけるMBA講座』はメールマガジンでお楽しみいただけます。お気に召さない場合はいつでも解除自由なのでお気軽にご登録をどうぞ。週1回、とっても役立つ情報をあなたのメールボックスにお届けしています。 ↓登録はEメールアドレスのみの入力です↓
|
|||||||
|
Copyright (C) MBA Solution, Inc. All Rights Reserved |
|