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2007年02月26日
 ■ 個人が使命感を持てば仕事のムダはなくなる

「個人が使命感を持てば、自ずと仕事の優先順位と処理するスピードが決まり、仕事のムダはなくなると思っています。」(柳井正氏:ファーストリテイリング会長兼社長)


たとえば、今『あなたはなぜこの仕事をしているのでしょうか?』と問われた時、何と答えるでしょうか?多分、多くの人は『給料を貰うため』と答えるのではないでしょうか。給料を貰うために仕事をするというのは、当たり前と言われれば当たり前なのですが、経営者の観点からは給料というのはあくまで働いた結果であって、目的とされては困るのも事実です。

もともと仕事というのは給料を目的とするのではなく、自分自身が仕事を通して達成したいこと、つまり“使命”の達成を目的とすべきなのです。たとえば、私は『なぜMBA理論を教える仕事をしているのですか?』と問われれば、『自分自身ビジネスの基本としてMBA理論が非常に役に立った。だから、この役に立つ理論を一人でも多くのビジネスパーソンに知ってもらいたいから』と答えます。このような使命感を持つことにより、仕事をする上でのポジティブなエネルギーが高まり、何が自分の使命を達成するために重要で、何が重要でないかを色分けすることができます。それは取りも直さず時間のムダを省いて、仕事のスピードを格段に速めることに繋がるのです。

ただ、個人の使命は、企業の使命と同じベクトルを向いていなければいけません。企業はそこで働く全ての者と使命を共有していなければ、組織のシナジーを活かすことができないからです。

『あなたは自分の会社の使命を知っていますか?』
『それはあなたと同じものでしょうか?』

この質問に“Yes”と答えられれば、自分のやるべきことが自然と明確になり、ストレスの溜まること、ムダなことを無くして、仕事の効率を飛躍的に高めていくことが可能になるのではないでしょうか。

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2007年02月19日
 ■ 人を思いやり、互いを思いやることで、会社の生産性は永続的に伸びていきます

「要は人に対して優しい気持ちを持つことが大事だということです。僕はね、電車の中で、お年寄りが立っているのに平気でタヌキ寝入りをするような奴の集団では、会社は絶対に儲からないと思います。人を思いやり、互いを思いやることで、会社の生産性は永続的に伸びていきます。」(望月広愛氏:Jアートレストランシステムズ社長)


岐阜と愛知で『ロッソえびすや』というイタリアンレストランを展開するJアートレストランシステムズ。同社は2000年には売上11億円に対して4億円の赤字という酷い業績でしたが、ある仕組みを導入したことにより2005年には3000万円を超える利益を上げるまでに回復しました。

その仕組みとはお客様の声を社員全員で共有すること。特にお客様からお褒めいただいた事例を社員全員で共有することにより、社員のお客様への“思いやり精神”が高まり、全店規模でのサービスレベルが向上したそうです。結果として、この真心のこもった従業員のサービスが口コミを起こして、業績の飛躍的な向上に繋がったという訳です。

私たちは今、競争の厳しい時代を生き抜いていますが、このような時代、どうしても『自分が・・・自分が・・・』と自己中心的な考え方になる傾向があります。だから、『自分は仕事で疲れているのだからお年寄りに席を譲る必要はない』というような考えを持つ人がいたとしても不思議ではありません。

ただ、ビジネス、引いては人生で成功するためには自分の力だけではどうすることもできないことの方が多いことは事実です。そしてより多くの人からの協力を得るためには、“まず自分が”ではなく、まず周りの人から幸せになってもらう必要があります。その自分の施した優しさや思いやりが巡り巡って自分のところに戻ってきて、自分も幸せになることができるということなのです。

よくビジネスでWin-Winの関係が成功につながると言われますが、あくまでもまず相手に勝ってもらってから、自分が勝つという順序が大切です。自分が先に勝とうとすれば、永続的に勝ち続けることなど不可能な話でしょう。

自分が勝ちたければ、まず関係する人を勝たせてみる。-『与えよ。さらば与えられん。』という言葉がありますが、望月社長のおっしゃるように思いやりの精神を持って、この言葉を実践することによりビジネスや人生において永続的に成功することが可能になるのではないでしょうか。

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2007年02月13日
 ■ Be daring, Be first, Be different

「Be daring, Be first, Be different.」(レイクロック氏:マクドナルド創業者)


レイクロックといえば今や知らない人はいないであろうハンバーガーのマクドナルドをチェーン化した人物です。この言葉はその自叙伝の中で述べられている言葉なのですが、その自叙伝を読んだ若かりし頃のユニクロの創業者柳井正氏がこの『Be daring, Be first, Be different.』という言葉に感銘を受けてメモ帳に書き込み、ビジネスのお手本としたそうです。

この言葉は日本語に訳せば『勇気をもって、最初に、人と違ったことをしろ』という意味ですが、この言葉にはビジネスで成功するための心構えが集約されています。

私達日本人は幼い頃から平等教育を受け、人と違ったことをすることはいけないことだという意識を植え付けられています。ですから、人と違ったことを積極的に行なって“出る杭”になる勇気を持つことができない日本人というのは実に多いのではないでしょうか。ただ、この日本人の常識は、世界では全く通用しないというのも事実です。私自身アメリカのビジネススクールに留学して、その日本人の常識が世界の非常識であるということを痛感した一人です。目立たないように自分の意見は押し殺し、プロジェクトなどで縁の下の力持ちとなっても全く評価されない世界がそこにはありました。

今やビジネスにおける競争もグローバル化し、戦わなければならない相手は日本人ばかりでなく、全く違った環境で育った国際人です。私達は常に“出る杭”を目指して差別化を行なう世界のビジネスパーソンと同じ土俵に立って競争を行なわなくてはならないのです。

これからの時代、いかに日本企業で働くビジネスパーソンであっても『Be daring, Be first, Be different.』の精神を胸に刻み込んでライバルと差別化を図っていく必要があるのではないでしょうか。

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2007年02月06日
 ■ ハラを決めて断固たる決意で立ち向かうことだ

「私はつねに『人生は最後の一線において勝負する』と考えている。どんな人でも、運命を決めるような最後の一線があると思う。その時はまずハラを決めて断固たる決意で立ち向かうことだ。」(高杉晋一氏:三菱電機元会長)


人間誰しも人生を大きく左右する決断に迫られる時があります。私自身もこれまでの経験を振り返ってみて、いくつかターニングポイントがありました。その中でも最も大きなものは銀行を退職したことでしょう。30歳を目前にしてそれまで順風満帆だったサラリーマン生活を捨て、アメリカへ留学するという決断をしました。当時は子供はいなかったにしろ、妻のある身で収入の全くない学生になることはある意味相当勇気のいる決断でした。

みなさんも多かれ少なかれ、このような人生を左右する決断に迫られることもあると思います。そんな時にまず大事なのが断固たる決意で自分の志を貫くことができるかどうかです。重要な決断の際には必ず迷いが生じます。この迷いは自分の行動力に少なからずマイナスの影響を与えるので注意が必要です。何事においても成功する人は一旦決めたら躊躇しないし、決して後戻りはしないものです。ともすると、やらなければよかったと言う気持ちがもたげてくることがあるかもしれませんが、そのような後悔は自分のモチベーションを減退させるだけなのです。

そのような断固たる決意を持続することができたなら、次は自分自身を追い込んで能力を最大限に引き出していく必要があるでしょう。人間は窮地に追い込まれると普段利用しない潜在能力を発揮することがあります。この隠された能力は『火事場の馬鹿力』と言われるように持続性はありませんが、瞬発力の高い能力を発揮し、通常では考えられない結果をもたらしてくれます。

このように、高杉氏のおっしゃるように、人生のターニングポイントだと判断した際には、もう後戻りできないぞとハラを括って背水の陣で望めば、叶えられない目標などないのではないでしょうか。

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