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2007年04月09日

 ■ 人に貴賎はないが、勉強したかしないかの差は大きい
『人に貴賎はないが、勉強したかしないかの差は大きい。』(福沢諭吉:『学問のすすめ』より)


昨日図書館でふと目にとまった書籍が『学問のすすめ』。言わずと知れた福沢諭吉の代表作ですが、これまで部分的には読んだことがあっても、全てを読んだことはありませんでした。そこで、何気なく本を開いてみたのですが、最初に目に飛び込んできたのが今回ご紹介したひとことです。

この学問のすすめは福沢諭吉が生まれ故郷である大分県の中津に学校を開くに当たり、学問の目的を伝えるために書き記したものですが、100年以上たっても多くの人に愛読されるなど、内容は今読んでも全く色褪せていないという印象を持ちました。それはこの書籍が私達が生きる上で非常に重要な物事の本質を指摘しているからなのでしょう。
 
この『学問のすすめ』では、有名な「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という言葉で人間は生まれながらにして平等だと説いていますが、読み進めると「天は人間の活動・労働の結果を見て富を与える。したがって学問に励み、物事をよく知った者は偉くなり富み栄え、無学な者は貧しく身分の低い人間になる」とも書かれています。

私自身の考えでは一概に物事をよく知った者はすべて富み栄えるかと言われれば決してそうは思わないのですが、ポイントは勉強によって得た知識を実際に社会で活用できるかどうかなのではないでしょうか。

私達は多くの知識や気づきを書籍や日々の生活から得ています。ところが、それは物事のほんの一部を学んでいるに過ぎません。知識を点で捉えているために活用できる範囲が限られているのです。ところが多くの知識を学ぶことによりこれまで点と点だった知識が面となり、知識と知識の相乗効果を発揮できるようになります。

それはあたかもこれまで視界不良だった飛行機のパイロットが雲を突き抜けて果てしない先まで見渡せるようになる感覚に似ています。勉強を続けていると、ある時ふっと、一を聞いて十を理解できる日がきます。この境地に達すると、全く新しい問題に遭遇しても難なく最適な答えを見出すことができるようになります。それほど『学ぶ』という行為にはパワーがあるのです。

ただ、私自身も昔はそうでしたが、『学ぶ』ということに楽しみを見出せない人があまりに多いことも事実です。逆を言えばここにあなたのチャンスがあります。もし学ばない人がこの世に多ければ、あなたが実践で役立つ知識を学び続けるとしたら、その他大勢に勝つことは非常に容易いことと言えるでしょう。

常に学び続けるという意識を持っているかどうか、諭吉が言うようにその意識が今後のあなたの人生に与える影響は非常に大きいものがあるのではないでしょうか。

投稿者 MBA : 2007年04月09日 16:46