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2006年11月25日

 ■ 出口戦略-M&Aオークションの利用

先日の日経新聞に、失敗した事業の店舗をオークションで販売するビジネスが今ブームになっていて、商売もリサイクルの時代になったという記事が掲載されていました。

このオークションにより、撤退する企業はその費用負担が軽くなりますし、これから始めようという企業は初期コストが安くなります。また仲介する企業は双方から手数料が入りますから、まさにWin-Win-Winモデルですね。

今回はこの記事をヒントに、出口戦略について考えてみましょう。

ビジネスを始める際にはみなさん入念な調査を行うと思います。マーケットのポテンシャルを測定したり、ライバル企業の状況を調べたりして、自社のこれから始めるビジネスがどの程度の売上や利益を確保できるか予測していきます。ところがもう一つ忘れてはいけない重要なことが・・・

それは出口を考えておくこと。

この出口には2通りあります。一つ目はうまくいった場合。事業がうまくいった場合のベストの出口戦略は株式上場です。今ではマザーズやヘラクレスなど新興企業に対して比較的緩やかな条件で株式公開を可能にしている市場もあるので、以前に比べれば株式上場という出口戦略も実現性は高くなりました。

また、株式上場とまでは行かなくても、事業がそこそこ軌道に乗れば、M&Aによる企業売却という出口戦略もあります。新興企業の企業価値は資産よりは、その成長性で判断されますから、高い成長率を維持している間に売却すれば、思いもよらない高い金額で売却することも可能です。

このように事業がうまくいけばいいのですが、通常8割から9割の事業は失敗に終わってしまいます。そこで撤退という意味での出口戦略を事前に考えておく必要もあります。事業から撤退する場合にもコストがかかるので、そのコスト分の余力を残して廃業を考えなければいけません。

実際に店舗を構えている企業にとっては賃貸店舗を原状回復させるために、少なく見積もっても数十万円から数百万円の費用がかかります。これら多額の費用が心理的な負担となり、適切なタイミングでの撤退を躊躇させ、事業による傷口を更に広げてしまう場合があるので注意が必要です。今では撤退時に店舗をオークションにかけ、販売できるというシステムもありますので、このシステムを利用すれば撤退費用を劇的に減らすことも可能です。(http://sonomama-auction.jp/

いずれにしろ、事業を始める前にすでに出口を考えながら計画を練ることは非常に重要な意味をもつのではないでしょうか。

投稿者 MBA : 2006年11月25日 15:47